これから投資を始める人たちへ - 息を吸うように貯金しよう

コロナ禍の影響で去年あたりから投資に関心を持つ方が増えているようです。

そこで今日はこれから投資を始める方に向けたアドバイスをいくつかお話したいと思います。

【投資を始める前の注意点】

①　投資は余剰資金で行うこと

②　投資する商品の仕組みや特徴をよく理解してから買うこと

③　担当者の言うことを鵜呑みにしない

④　投機は投資に慣れてから

①　投資は余剰資金で行うこと
投資にかける金額は人それぞれでしょう。中には少ない貯金をはたいて投資の世界に飛び込もうとしている人もいるかもしれません。
しかし、投資は貯金と違って情勢が変われば大きく相場が変わる世界です。なくなっても惜しくないお金なんてないと思いますが、少なくとも生活に支障の出ない範囲で行うようにしてください。証券会社によっては100円からでも購入可能な商品がありますので無理のない運用を心がけましょう。

②　投資する商品の仕組みや特徴をよく理解してから買うこと
「初心者は投資信託から始めるのがいいみたいだから買ってみた」というレベルで投資を始めるのはおすすめしません。
例えば投資信託を始めるなら投資信託とはどういうものか、投資信託の種類、目論見書の見方など基本的なことはちゃんと理解してから始めるようにしてください。

③　担当者の言うことを鵜呑みにしない
始めて投資をされる方ですと、詳しい人のアドバイスが欲しくて街中の店舗型の証券会社からデビューされるという方もいるかもしれません。
しかし、彼らは投資のプロではなくあくまでも接客のプロです！（←ここ重要）
自社商品以外のことは意外と知らないし、自分が自信を持って説明できる商品を勧めてくるだけなので、むしろあまり参考にしないほうがいいくらいかと（汗）
それに店舗型証券会社は手数料が高いのでできればネット証券がおすすめです。しかしどうしても対面で取引したい場合は、最初のとっかかりとして利用するのはいいかもしれませんが、「何をするにも担当者任せ」にならないようにくれぐれも注意してください！

④　投機は投資に慣れてから
②に通じるところがありますが、購入する商品をよく調べて安全型の商品を選ぶようにしてください。
例えば株の場合、元本のみを運用する「現物取引」とレバレッジをかけて大きく運用する「信用取引」がありますが、「現物取引」は安全型の投資で「信用取引」はハイリターンを狙った投機型と言えるでしょう。
FXも同じ理屈で投機型商品ですし、ビットコインなどの暗号資産もボラティリティの高さから投機型に分類するべき商品だと思います。
これらは大きなリターンが期待できるので、ゆくゆくはポートフォリオに組み込んでもいいかもしれませんが、あくまでも投資に慣れてからです！
最初はインデックス型の投資信託や公社債など、長期保有が基本で比較的安全に運用できる商品から始めるようにしてください。