今日は、最近話題の「FIRE」についてちょっと語ってみようかと思います。
本屋さんに行くとFIRE関連の本がズラッと平置きされていたりする今日この頃。
って、みなさんFIREってなんだかご存じですか?
【FIREの意味を正しく理解する】
FIREは「Financial Independence, Retire Early」という言葉の略です。
Financial (金融・財政)
Independence (独立)
Retire (引退)
Early (早期)
というわけで、FIREとは「経済的に自立して、早期リタイアする」という意味です。これについては賛否両論あるようなのですが、FIRE否定派ほどFIREを正しく理解していないんじゃないかという気がします。どうやら最初の2語の「経済的自立」の部分が誤解されてるようで、単純に「さっさとお金を貯めて早期に引退して遊んで暮らす」みたいなイメージになってるような。
サラリーマンはよほどのことでもない限り一定の収入が毎月得られるというわりと安定した働き方なので、脱サラはよく考えて実行しないといけません。
YouTubeでFIRE関係の動画を見ていると、「脱サラしてみてうまくいかなかったらまたリーマンに戻ればいいんです!」とか言う人も中にはいるみたいだけど、世の中そうそう甘くない。20代30代ならともかく、40代すぎてからの再就職がどれだけ困難か、ということは念頭に入れて、一度会社を辞めたらもう2度と戻れない片道切符のつもりで脱サラするべきじゃないかと思います。
【早期リタイアと言っても遊んで暮らすわけではない】
例えばアパートの家賃収入で不労所得を得ると言っても不動産賃貸なんか完全に事業だし、投資などの資産運用だって日々考えながら計画的に運用する必要があるし、結局FIREしたからといって100%遊んで暮らせるということではないと思うんです。アフィリエイトだって最初はちゃんと自動的に収入が入る仕組みづくりをしないといけないし、うまくいくまで何度も失敗を経験する。そしてうまくいった後も定期的なメンテナンスが必要だから不労所得と言ってもどれも完全に何もしないわけじゃないですよね。
つまり
FIREイコール「一生遊んで暮らす」ではないのではないかと。
ちなみに、リベ大の両学長(超有名YouTuber)は
「FIREしたら働く自由もあれば働かない自由もある!」
と言っていますが、そういう彼自身は毎日々々超~めちゃくちゃ働いてると思います(汗)
【私の見解】
つまり単純に「働きたくないからFIREする」のではなく、コツコツと資金を準備して個人事業主となり、サラリーマンという職業から華麗に脱却して、「好きなことを仕事にしてほどほどに働きながら生活する」のがFIREするということなのかなと思いました。
中にはめちゃくちゃ節約しまくってお金を貯めまくって、貯めたお金を食いつぶしながら残りの人生を謳歌するという「完全リタイア」を目指している人もいるかもしれませんが、それはちょっと危ない気がするので何かしらの仕事は持っておいたほうがいいんじゃないなと老婆心ながら思っちゃいます(汗)
【人生は一度きり!】
もちろん全ての人がFIREするべきではないと思うし、サラリーマンが性に合うという人も大勢いると思います。サラリーマンは生涯収入が決まっているので面白味に欠けるかもしれませんが、毎月一定の収入がほぼ約束されているので将来に向けての安心感という意味ではサラリーマンの右に出る働き方はありません。
終身雇用撤廃!とか年功序列廃止!とか言われ始めてなんだかんだで早くも10年近く経ってるけど、法改正でもされない限り終身雇用撤廃は実質不可能ではないかと思うし、あえてFIREしないでサラリーマンという働き方をキープしながら副業を持っている方も大勢いらっしゃいますよね。
でもそういう会社員の仕事に対して過度なストレスを感じていたり、自由な生き方を選びたいならば思い切ってFIREを目指すのもアリなのかも。
サラリーマンとして定年まで100%の頑張りをキープし続けるか、120%の頑張りを発揮してFIREを目指し達成後は50%の仕事量で無理なく生活するか、頑張りどころは人それぞれだと思います。
なんにしても人生は一度きりですし、費やした時間を取り戻すことはできないのですから悔いのないような生き方をしたいものですよね!
というわけで、なんか覚書みたいな記事になっちゃいましたがFIREを目指しているみなさんは目標に向かってコツコツと頑張ってほしいなと思いました!
ではでは~!