「投資はギャンブル」という言葉をよく聞きますが、私は投資も投機もギャンブルもまったく別物だと思っています。
今回はそんな3つの言葉の違いについて、私なりの考えをまとめてみました!
【投資と投機とギャンブルの違いについて】
投資は市場や経済の動きを見ながら自分なりの考察を入れて未来に資金を投じるものだというのが私の考えです。
そこにはギャンブルのような場当たり的な賭け要素はなく、最新のニュースや書籍から得た知見が判断基準となっています。
「株を買う」という行為が投資になるかギャンブルになるかは、購入時の各人の勉強量や今後の経済を先読みする力によって変わるものなのかと思っています。
投資は現物で取引することによって生じる利益を取るものですが、そこにレバレッジをかけて大きく何倍も利益を取りに行こうとすると、投資から投機に変わります。
投機の多くは数日~2・3週間程度の短期間で相場の変動による利益を取ります。
その代わり読みとは逆に相場が振れると場合によっては大きな損失を被ることもあります。
株の信用買いやFXなどがそれに当たりますね。
最後にギャンブルというのはみなさんお分かりのように、予測不能な可能性に対して賭けるもので、丁半賭博やカジノやパチンコのようなものが当たるかなと思います。
ちなみにボートレースや競馬は騎手や馬の力量からある程度のところまでは予測可能とも言えるので、私的には「100%運任せのギャンブル」というよりは「予測可能なギャンブル」というカテゴリに入っています!
ちなみに分単位で決済するような超短期の取引であればレバレッジをかけない現物取引でもギャンブルになります。
経済の正確な動きに沿って投資をするためにはある程度の時間をかけて世の中の流れや企業の戦略や成長の可能性などを読む必要があるからです。
そのため投資家たちの取引によって刻一刻と変わる値動きだけを短期的に見て、ほぼ直観で売買するのは総じてギャンブルになると私は思います。
【投資はこれからの資産運用に欠かせないスキル】
日本は食料とエネルギーの輸入大国です。
私は日本の未来に悲観的なので、単純に貯金をしているだけではいずれ輸入価格の高騰で貯金の価値が目減りして相対的に貧乏になってしまうと思っています。
この流れはある日突然くるわけではなく、何年もかけてじわじわと円安方向に振れていく形で動いていくと思うのでみんな気づかないうちに手遅れになり、いわゆる「茹でガエル状態」になるんじゃないかと危惧しています。
貯金も投資の一種です。
要するに貯金は利息がほとんどつかないため
「100%インフレ負けの投資」なのです。
政府は2014年からNISA制度をスタートし、民間人の積極的な投資を促しています。
私も日本人は貯金マインドから投資マインドに思考を転換して積極的に資産運用をしないといけないと思っています。
投資はお金を増やすためだけでなくお金を守るためにも必要なのです。
しかしいまだに投資を投機やギャンブルと勘違いしている人が多い現状はとても嘆かわしいことです。
【勉強嫌いな日本人が投資を理解するのはいつなのか】
日本の社会人は勉強をしないことで有名です。
総務省統計局の調べによると、社会人の一日の勉強時間はたったの6分だそうです。
つまりごく一部の勉強している人が平均値を押し上げているだけで、ほとんどの社会人はまったく勉強をしていないのです。
日本のニュースは半分近くがエンタメやゴシップ、スポーツなどで構成されていて、ゴールデンタイムのテレビ番組もバラエティばかりです。
投資を投機やギャンブルにしないよう、正しく運用するためには自ら積極的に世界の動きや経済の流れを掴む努力が必要なのですが、日本ではまだその土壌すら整っていないのが現状なのです。
そんな人たちがなんの迷いもなく行列を作って宝くじを買ったりレジャーと称して休日に家族で競馬に繰り出す一方で「投資はギャンブルだから怖い」などと恐れたり敬遠するのを見ると、
「日本人が投資を正しく理解するのはまだまだ先なのかなぁ~」
と残念に思ってしまうのです(汗)
今日は投資と投機とギャンブルの違いについて、そして現在の日本人の投資に対するマインドや将来のことなどをちょっと考えてみました。
私はわりと積極的に投資を行う派だと思います。
始めの頃は「ちゃんと投資をして資産を守っていれば日本がダメになっても私は助かるはずだ!」などと思っていました。
しかし最近では「私だけがせっせと投資をしても日本が全体的に変わらなければ結局私も助からないのではないか?」という考え方に変わってきています。
日本の将来について真剣に考えて積極的に投資を行っている人はまだまだごく一部だと思いますが、投資と投機とギャンブルの違いをきちんと理解して投資の大切さに一人でも多くの人に気づいてほしいなと強く思う私なのでした!
ではでは~!!