今週のお題「読書の秋」
今日は読書の秋ということで、最速かつ要領のよい本の読み方をご紹介します!
ちなみに前もってご注意しておきますが、この方法はビジネス書やハウツー本、資格本などを読むのに適した読書法で、小説には向きません。
小説は行間を読みながら順番にストーリーを追っていくものなので、これから紹介する方法で読むと面白さが半減するどころか台無しになると思いますのであしからずです(汗)
小説は効率など考えずに、次に話がどう展開するのかワクワクしながら読むのが醍醐味ですからね!
【目でざっと全体を把握する】
まずは本全体にパラパラと目を通します。
300ページくらいの本なら3~5分ほどで終わるペースです。
ここでは本文などほとんど読まないので、内容を理解する必要は全くありません。というか、もはや読むではなく単純にページをめくる感じです(笑)
ここでは主に文字の大きさや1ページあたりの文章の量、漢字とひらがなの割合などを掴む作業になります。ここで読むのは章ごとのタイトル字だったり、太字や大きな文字で書かれてある文章くらいです。この強調文字だけを拾って読むことで本全体にどんなことが書いてあるのかなんとなく把握することができます。
【流し読みで要点を把握する】
次は先ほどよりも少しだけ丁寧に読むのですが、読むというよりは眺める感じです。感覚としてはページの右上から左下に向かって視線を移していき読んで(眺めて)いきます。そして気になるところがあれば付箋やマーキングをしたりメモに転記したりして後で読み直せるようにしても良いでしょう。kindleなどの電子書籍ならこういった作業にとても向いているのでおすすめです!
目安としては300ページの本なら10~15分くらいでしょうか。早く読める人ならもっと短い時間でこなせると思います。これを何周か繰り返すことで本の要点が掴めてきます。
ちょっとしたビジネス本やハウツー本ならこの段階までで読了してしまっても構わないかもしれません。
【ビジネス本は同じ趣旨の本を複数読もう!】
ビジネス本においては同種の本を複数読むというのは意外と重要な作業になります。なぜかと言うと、一冊の本を読んだだけでその分野を知った気分になってしまうと、著者の主張に偏った考え方になりがちなのです。そのため、複数の本を乱読することでそれぞれの本の言い分の違いに気づいたりすることができ、著者の考え方や主張の違いを知ることができます。また、どの本にも同じことが書いてあればそこがその分野のポイントということにもなります。
本の内容が面白そうだなと思ったら一冊の本にもっと時間をかけて読み込むのもよいでしょう!
資格取得など暗記が必要な本を読む場合は次のステップに進んでください。
【じっくり読むことで内容を頭に記憶させる】
資格のテキストなど暗記ものの場合はこのあとしっかり読み込んで内容を頭に叩き込む作業が必要になります。
全体の量や難易度はこれまでのステップで大体把握できているので、章ごとにかける時間や周回数を決めて試験日までのスケジュールを立てることも可能です。
2週目からは問題集も併用して問題を解きながら読んでいくと理解がさらに深まるでしょう。
難易度の高い資格の場合はこの作業を何周も繰り返すことになります。
何周もテキストを読み込むことで得意不得意な分野を把握することができますし、対策もしやすくなります。また繰り返していくうちにテキスト一周にかける時間もだんだんと短い時間で回せるようになっていきます!
【忘れないうちに頭に記憶を定着させる】
下のグラフはwikipediaさんから拝借してきたものです。
これは忘却曲線と言って一度覚えたものは赤線のように6日経つとほとんど忘れてしまうのです。
そこで忘れないうちに何度も覚え直しをする作業が必要となります。
グラフの緑の線のように、覚え直しの回数を重ねていけばどんどん記憶に残って頭に定着していく率が高まるというわけです。
資格試験などの暗記物の場合はこの覚え直しが肝になるので、何周もテキストを回すことによって頭に記憶を定着させることがとても大切なんですね!
また問題集を併用することで記憶の精度を高めたり、試験の傾向や出題の癖を把握できるという効果もあります。テキストと同様に問題集を何度も反復演習して記憶の定着率を高めていきましょう!
いかがでしたでしょうか。
最初に全体を把握してボリュームを掴むという方法はストーリーを追う類いのもの以外でしたら、どんな本にも使える技だと思います。
後半は資格試験の勉強法みたいになっちゃいましたが、みなさんのお役にたてれば幸いです。
おうちに引きこもることの多い昨今ですが、この機会にたくさんの本を読んで知識を増やしてみませんか?
ではでは~!