ゴールド~!
ちょっとでも持っているとお金持ちになったようでなんだか気分があがりそうですよね。
でも冷静に考えて金って投資先としてどうなんでしょう?
金投資についてはまだ触れたことがなかったなと思ったので、この機会にちょっと考えてみることにしました!
金を買うと言っても方法は様々です。
実際に店舗に行って金塊(インゴット)を買ったり、アクセサリーで金を持つ方法や毎月一定額を口座に積み立てる形で金を保有すること(純金積立)もできます。
金塊を買うにはそれなりにまとまったお金が必要なので現物買いについては最後にちらっと紹介するだけにします。
今回は初心者が一番始めやすい純金積立について、メリット・デメリットをみてみましょう!
【純金積立のメリット】
① 少額から積立ができる
金塊で購入しようとすると最小でも5gかける時価が必要になります。
この記事をかいている時点では小売価格が1g約7500円なので3万7500円必要ということになります。
それに対して純金積立は毎月1000円から投資ができるので、資金が乏しい若い方でも気軽に始められるのが利点です。
② ドルコスト平均法の効果でリスク回避ができる
ドルコスト平均法とは、毎月決まった金額分だけ金を購入する方法です。
例えば毎月1000円分だけ金を購入するとなると、金の価格が低い時はたくさん購入し逆に金の価格が高い時には少しだけ購入することになり、結果的に平均して購入価格を抑えることができるのです。
③ 長期で安全に保有できる
金は基本的に価格の変動が少ない投資商品なので、比較的ゆったりとした気持ちで長く投資を続けることができます。
そのため、少額で投資をしていても5年とか10年とか長期で続けていればいつの間にかそれなりの資産が形成できていたりします。
また純金積立の場合、金の管理は証券会社や貴金属の販売会社などが行ってくれますから、現物を自宅で保管しなくて良いので管理が楽なのも利点です。
また純金積立は一定の数量分積立が貯まったら、希望を出せば金塊やアクセサリー・コインなどの現物に交換することもできます。
そんな楽しい純金積立ですが、反対にデメリットはどんなものがあるのでしょうか!?
【純金積立のデメリット】
① 手数料がかかる
金は買付する時に購入額に応じた手数料がかかります。
手数料は金融機関によって違いがありますが、毎回購入するたびにかかるものなので積み重なるとそれなりの負担額になります。
投資をする際にはこの手数料負担分を必ず考慮して利回りの計算などをする必要があります。
② 短期運用に向かない
これは先ほどメリットであげた利点の裏返しになります。
金の価格は短期間だとそれほど大きくは変動しないので、短期で利益を得ようとするならよほどの大金を積まないと効果は期待できないでしょう。
そもそも積立投資は長期で行うものなので、短期での運用を目的とするなら積立を選ぶべきではありませんね!
③ 利息がつかない
実はこれが金投資の最大の欠点だと思うのですが、金は持っているだけでは利息もつかないし配当金も出ません。
金は購入時と売却時の時価の差額による売却益だけが利益となるので、ただ持っているだけでは資産が増えないのです。
【金はリスク分散の意味で保有する】
先ほど挙げたデメリットをご覧いただければわかる通り、金投資はそれ自体には資産が増える要素がそれほどありません。
純金積立は資産を増やすというよりもリスクを分散する目的で利用すると良いのではないかと思います。
例えば株式と金は逆相関の関係性があるので、つみたてNISAなどで株式の積立をする一方で純金積立も併用して行えば、万が一株価が暴落した時のリスクヘッジができます。
またインフレ時の安全資産として純金積立を利用する人もいますね!
【金の保有効果は資産総額が1000万円を超えると発揮される!】
資産総額が少ない時から毎月数千円ずつ純金積立をしていると
「こんなことを続けていても全然儲からないしやめようかな」
と思ってしまうこともあるでしょう。
しかし様々な投資を行うと同時に純金積立もしていれば、資産総額が1000万円を超えるころには純金もそれなりの保有量になっていることと思われます。
ポートフォリオの中に一定量の金が入っているととてもバランスが良くなり資産配分が強固なものになります。
将来の安全性を高める意味で資産が少ないうちから少しずつ純金積立をしておくと効果的だろうと思います。
* ここまで純金積立についてお話しましたが、ついでなので金を現物買いするときの流れとか注意点についてもお話しておきますね。
【ゴールドを現物買いしたい!】
金をインゴットやコインなどで購入する場合は予め貴金属メーカーなどの直営店に予約を入れて、訪問日時や購入数量を伝えてから買付に行くことになります。
購入は基本的に現金です。
クレジットカードは使えません。
100万円単位の高額購入でも現金が必要になるのでその点は注意してくださいね。
購入後の帰り道や自宅で保管する場合はひったくりや盗難にくれぐれも気を付けてください!
使用料がかかるのが難ですが銀行の貸金庫などを利用すると安全です。
また店舗によっては郵送で取引できるところもあるようです。
ただし送料やセキュリティパックの費用などは購入者が負担することになると思いますのでその点はご留意くださいね。
金を現物買いする人はあまりいないかなと思うので、説明はこの辺でさらっと終わらせたいと思います!
詳しくは最寄りの貴金属取扱店舗に直接お問い合わせください。
今回は純金積立を中心に金投資についてご紹介しました。
金はそれ自体は資産を産まないものなので、ポートフォリオに入れるかどうかは個々の判断にゆだねるところとなります。
しかし有事のさいのリスクヘッジに金は大きな効果を持つものとなりますので、ある程度保有資産が増えてきたら投資ではなく資産保全の意味で少額でも持っておくと安心なのではないかなと思います。
今まで金にそれほど興味や魅力を感じなかったかたも、これを機会にちょっとゴールドの保有を検討してみませんか?
ではでは~!