今年もいよいよ年末ジャンボ宝くじのシーズンがやってきましたね。
ところで、宝くじの当選確率が天文学的に低いというのはみなさんどこかで一度は聞いたことがありませんか?
そして宝くじを買う人は貧乏人ばかりだというのもよく聞く話です。
それでも年末になると街中の宝くじの販売所では多くの人が行列を作ってくじを求めていますよね。
全国的に人気の銀座の某販売所では2020年の年末ジャンボの発売日にはなんと100人以上の行列ができたそうです。
しかし彼らはみんな本当に貧乏なのでしょうか?
私はそうは思いません。むしろ宝くじを買う人はお金持ちだと思っています。本当に貧乏だったら宝くじすら買う余裕なんてないですものね!?
【宝くじに溺れる人たちが持っていないのはお金ではない】
宝くじ協会の調査によれば直近一年間で宝くじを買った人は40%以上、これまでの人生で一度でも宝くじを買ったことがある人は約75%にものぼるそうです。
「本当にそんなにたくさんの人が買ってるの!?」
とびっくりしますよね。
私は宝くじを一度も買ったことがないのでこれを聞いて本当に驚いてしまいました。
「宝くじの1等が当たる確率は隕石が頭に当たって死亡する確率よりも低い」
とも揶揄されるそうです。
正確に言うと1等が当たる確率は1000万分の1だそうで、赤ちゃんからお年寄りまで東京都民全員が宝くじを買えばそのうちの一人は当たる程度の確率ということです。
それでは、購入した宝くじの収益は実際どうなっているのでしょうか?
宝くじの収益金の内訳を調べてみるとびっくりしたことに約40%は販売元の自治体に収められ、公共事業などに使われているのです!
要するに40%も住民税を払っているようなものです。
そして15%が宝くじの運営費や広告費に充てられ、当選金として還元されるのは残りの45%少々なのだとか。
つまり、1万円宝くじを買ったら5500円は胴元に持っていかれ、残りの4500円を購入者全員で再分配しているということです。
要するに購入した時点で半分以上は負けているようなものなのです。
そんな宝くじに溺れるまでハマる人が持っていないものは、お金ではなく金融リテラシーなのではないでしょうか。
【宝くじで高額当選した人たちの末路】
それでも中には頭に隕石が当たる確率で高額当選する人も超少数ですがいます。
しかしそうした人たちはわずか数年で当選金を使い果たし、中には借金地獄に落ちてしまう人もいると言われています。
大金の扱いに慣れていない人が思いもかけず突然に大金を手にすると、正しい使い方がわからず金銭感覚がマヒしてしまい、知らず知らずのうちに無駄使いをしてしまうのです。
そして一度贅沢な生活に慣れてしまうと当選金が尽きてしまっても生活レベルを戻すことができず借金地獄に落ちてしまうのだそうです。
金融リテラシーの低い人が大金を持つと、このように正しい使い方を正確に判断することができず、ともすると人生の歯車を狂わせる結果になりかねないのです。
【宝くじを買うなら浪費と割り切って買うべき!】
それでもすべてを納得したうえで宝くじを買うならば、私はそれもアリだと思います。
宝くじの当選確率の低さや思いがけず大金を手にした時の心構えなど全て理解して納得ずくでの購入なら問題ないと思います。
宝くじは300円という少額で手軽に夢を買うことができ当選発表の日までワクワクした気分を味わえる庶民の楽しい遊びですよね!
ちなみに私は以前、以下の記事の「つもり貯金の紹介」のところで宝くじ好きさんにぴったりの貯金方法をご紹介しています。
興味があれば合わせてご覧くださいね!
毎年年末になると寒さを我慢してまで行列を作って宝くじを買う人たち。
きっと彼らの心の中には当選したら何をしようかというワクワクした夢とか期待がたくさんつまっているのだろうなと思います。
また「これを買わなきゃ年末が来た気がしない!」というイベント感で買っている人もたくさんいることでしょう。
そんな人たちからしたら今回の記事は野暮以外の何物でもないかもしれませんね(汗)
どこでどんな風にお金を使うかは人それぞれですから、宝くじだろうが有馬記念だろうが自分にとってハッピーな気分になるような使い方ができればきっとそれがベストなのだろうなと思いました!
ではでは~!