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宝くじの高額当選者の残酷すぎる末路

 

宝くじで7億円当たったら何をしたいですか?
今よりももっと大きくて綺麗な家を買って
車ももうちょっといいのに買い換えて…なーんて、妄想が止まらないですね(笑)

しかし一般人が突然大金を手にすると、自分では堅実に生活しているようでも気づかないうちに生活レベルが上がって行き、後々とんでもない落とし穴にはまることになるのです。


【平凡な家族に訪れたまさかの幸運】

Aさんは一見どこにでもいるごく平凡な会社員でした。息子はまだ4歳のかわいい盛り、奥様はそんな息子を保育園に預けお給料は低いながらも正社員で頑張って勤めていました。スーパーで買うお肉は割引シールのついたお勤め品で堅実に生活していました。
そんなAさんがある日ふと何気なく購入した宝くじがなんと前後賞合わせて7億円の高額当選してしまったのです!
Aさんは奥様にまず相談しました。Aさんも奥様も浪費癖のある人ではなかったしお互いそれをよく知っていたので二人で使い道を考えようと思ったのです。
その日2人はいつもより少し高い100g350円のお肉でささやかにお祝いをしました。

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【少しづつ上がっていく生活レベル】

まず2人は郊外のへんぴなマンションから都内の一戸建てに引っ越しすることにしました。不動産は都内駅近なら資産価値が下がらないし、Aさんは自宅から自転車で通勤するのが長年の夢だったのです。
そして奥様は会社を辞めました。専業主婦になり子育てに専念することで子供にもっと時間とお金をかけてあげたいと思ったのです。
そして車を2台買いました。1台は家族で遠出するためのステーションワゴン、もう一台は奥様の普段の買い物用のセダンです。

このくらいはまだ浪費にはならないでしょう、だって7億円も当たったのですから。
実際通帳のお金はまだまだ全然減った感じがしませんでした。
そして奥様が買うお肉は100g500円のランクになっていました。


【まだまだ減らない当選金】

Aさんは奥様と相談した結果、会社を辞めることにしました。当選金はまだ5億円も残っているし、家も車も買ったのでこの先大きな出費はなさそうだし会社を辞めても大丈夫だろうと思ったのです。

息子は都内の私立の学校に通わせることにしました。自宅から近いし大学までエスカレーター式でありながらそれなりに高い学歴が得られるので、将来受験のストレスにさらされることもなくのびのび育てられると思ったのです。
そしていつの間にか奥様が買うお肉は100g1000円のランクになっていました。

Aさんは余暇を利用して投資をすることにしました。お金も勉強する時間もたくさんありますし、子供の手前何もしないでブラブラしているわけにもいきません。
Aさんは株を少し買ったりFXにも手を出してみたりしましたが、元来慎重な性格でしたので大きくレバレッジをかけることもなく少額で勝ったり負けたりを繰り返す日々でした。


その後の生活はそれ以上派手になることもなく安定していたかのように見えました。
息子は勉強嫌いながらもなんとか無事に進学し今は大学生です。
この時点で当選金はまだ2億円残っていました。Aさんは50歳、子供が無事に就職すれば残った2億円で夫婦2人のんびり老後を暮らせると思っていたのです。

 

【いきなりつきつけられた残酷な現実】

しかしAさんはここで大きな衝撃を受けることになります。

ある日ふと手にしたマネー本を参考にしながら我が家のライフプランを計算してみると、なんとAさんが70歳になった時点で資産が枯渇しマイナスになってしまうというのです。

考えてみれば当初に比べると生活レベルはだいぶ上がっていました。奥様が買うお肉はいつの間にか割引シールのついたお勤め品から100g1000円クラスになっていましたし、ネット通販やテレビで気になる商品があればあまり考えることなく気軽に購入するようになっていました。

また新築で買った家はあと数年で築20年、大規模修繕が必要になってくる頃です。ここでしっかり手をかけないとあっという間に老朽化が進んでしまいます。屋根に取り付けた太陽光パネルもそろそろメンテナンスが必要になっていました。

車は3~4年に一度買い替えていますがこのままの生活を続けていると残金2億円では足りません。また夫婦で早期退職してしまったので年金もあてになりません。


Aさんは慌てて奥様に相談しましたが、奥様はなかなかそんな現実を受け入れられないようです。幸い今なら自宅はまだそれなりの価格で売れるので自宅を売却し郊外に引っ越そうと提案しましたが奥様はガンとして聞き入れません。愛着のある我が家を売り払うなんて考えられない、便利な都心からへんぴな郊外に戻るのもあり得ないというのです。
現在一念発起して奥様のお尻を叩きながら生活レベルをダウンサイジングするよう努めていますが一度味わった快適なライフスタイルはなかなか手放せず、毎月通帳の残金を眺めてはハラハラする生活になっています。

 

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いかがでしたでしょうか!
ちなみにこれは私の創作です(笑)
YouTubeで「宝くじ・末路」と検索するといろんな末路話が出てくるのですが、どれも女遊びや浪費で散財しまくるというあまり現実味のない話ばかりでしたので、実際にごく普通の会社員が大金を手にしたらどうなるかという観点で創造してみました!
YouTubeよりは若干現実味のある話になったかな?

ではでは~!