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強くてニューゲーム ~子供たちは相続で身を滅ぼすのか~

 

「私たちが死んだ時、子供たちにどれだけの財産を残せるだろうか」

子を持つ親なら誰でも考えることでしょう。
しかし西郷隆盛はこんな言葉を残しています。

「子孫のために美田を残さず」


イギリスの有名なミュージシャン、スティングは

「俺は子供たちを絶対に甘やかさない。財産も一切遺すつもりはない。なぜならすべての財産は俺のものだからさ!」
と言っています。

 

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料理研究家のナイジェラ・ローソンも

「子供たちは私が働いていること、お金を稼ぐためには働かなければいけないことを知っている。だから、子どもたちに金銭面の安心を残さないと決めたの。自分でお金を稼ぐ必要がないという状況は、その人を破滅させてしまうのよ。」

また、イギリスの有名プロデューサーのサイモン・コーウェルは、自身の2億2500万ポンド(約255億円)の財産は息子ではなく慈善団体に残すと明かしているとのこと。

なるほど、子供に金銭面で贅沢をさせないことを明言している有名人は以外と多いようです。


しかし、私の考え方は少し違います。

確かに何も考えなしに漫然と多くの遺産を受け取れば、子供たちはろくな使い方をせず、お金はなくなってしまうかもしれません。でも正しい金銭教育を受けたうえで遺産を相続すれば、子供たちはその遺産を元手にさらに大きく成長できるかもしれないのです。他の人たちがゼロからスタートするところを、遺産があれば100からでも1000からでもスタートできる、今時の言葉で言ってみれば「強くてニューゲーム」状態です!

正しくお金を扱う知識やお金を稼ぐ力があれば親から多額の遺産を受け継いでも有効に活用してくれるでしょうから、親の代で意識して使い切る必要もないですよね!
それに受け継ぐ遺産がまったくなかったとしても、お金を稼ぐ力があればゼロからお金を生み出すことができるので路頭に迷うこともありません。

 

子供たちに本当に遺すべきものは、お金を生み出す力と、生み出したお金を正しく扱う知恵なのではないでしょうか。子供たちにその力が備わっていれば、遺産はあってもなくてもそれほど気にすることではないということになります。
大切な子供たちに未来を生きる大きな力を継承するためにも、まずは親世代である私たちがきちんとお金の勉強をして、子供たちに力を与えてあげないといけないのだよな~と思いました!

 

ではでは~!