まず、前提として私の考えをお話ししておきます。
今の日本株で長期投資は向きません!
日本株で投資されている方なら感じているだろうと思いますが、今の日本株は正直地合いが悪すぎます。
現在の状況で日本株の長期投資は泥船に乗るようなものです。
日本株で投資するなら短期トレードが最適解かなと思います。
それを踏まえて、日本株で短期投資する時に何に気を付けてどういうことを守るべきなのか今から説明いたします。
【安易な衝動買いは厳禁!】
きちんと企業分析をせずに軽くチャートを見ただけで安易にポジションを取ると読みが外れることが多くなり、必然的に損切り回数が増えて資産が目減りしてしまいます。
短期投資に限ったことではありませんが、投資を行う際には銘柄ごとにきちんとテクニカル分析をしたりレンジを読んで、この銘柄はこう動くだろうという自分なりのストーリーを描きます。
そして描いたストーリー通りに株価が動くことを予測して投資を行うのがセオリーです。
安易な衝動買いは博打と同じです。
トレードをする時には安易に衝動買いをせずきちんと分析をしたうえで購入するようにしましょう!
【時間に余裕のない時にトレードしちゃダメ!】
勤務中の隙間時間や昼休みのちょっとした時間などにチャートを見るとついトレードしたくなってしまいますよね。
でも時間に余裕のない時にポジションを取ると、先述の「安易な衝動買い」にもつながってしまいます。
さらには気持ちが焦ってその後の値動きが気になってしまうので仕事が手につかなくなったり、目を離しているすきに株価が大きく動いて利確や手じまいのチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
精神衛生を保つためにも、社会的な信用を維持するためにも、トレードをするのは時間に余裕のある時だけにしましょう!
【塩漬け・ナンピン買いは絶対にダメ!】
描いたストーリーの読みが外れて株価が下落局面に入ると思ったら、迷わず損切りして別の銘柄を探しましょう。
いつか株価が回復するかもしれないと期待したり、損切りの痛みから逃げようと塩漬けにするのは厳禁です。
さらには塩漬けした株が下がり続けているからと言ってナンピン買いをするなどもってのほかです!
日本株は長期目線では成長しない銘柄が多いのだということを忘れないでください。
そもそも短期投資と長期投資では最初から戦略がまったく違います。
短期投資のつもりで取ったポジションを途中から長期投資に切り替えるのは愚の骨頂です!
当初の戦略が崩れたときに時間軸を無視して勝手にゴール地点を動かすのは、損失確定のタイミングを遅らせるだけでなく損失を拡大させる行為になるのです。
短期投資のつもりでポジションを取って読みを誤ったと思ったなら、潔く損切りして別の成長銘柄に投資先を切り替える勇気を持ってくださいね!
今回は日本株の短期トレードでやってはいけないことや注意点などをお話してみました。
初心者さんが短期トレードでよくやってしまいがちなのが「損切りできなかった結果の長期保有」なのですが、今の地合いで日本株を長期保有するのは正直おすすめできないというのが私の見解です。
そうでなくとも「想定外の長期保有」は貴重な運用資金を無駄に寝かせるだけの愚行になってしまうので、短期トレードでは早めの損切りと新しい投資先に目を向ける気持ちの切り替えが重要になってきます。
そんなわけで、個人的に日本株で資産運用するのは初心者さんには難しいのではないかなと思うのですが、馴染みの深い企業も多いから一見とっつきやすく見えるし、株主優待も魅力的なんですよね。
ともあれ、投資は自己責任で行うのが鉄則です。
どこの市場で投資をするにせよ、沢山取引を繰り返してたくさん勉強して自己研鑽を積んで、より上手な運用ができるように切磋琢磨しましょう!
ではでは~!!