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住宅・教育・老後、一番重要な費用はどれ?

 

 

みなさん、一般的に言われる「人生の3大支出」って何だかわかりますか?

 

・ 住宅費用

・ 教育費用

・ 老後の費用

 

これらが俗にいう「人生の3大支出」です。

人生の3大支出とは現代日本で社会人が暮らしていくなかで、一生のうちに特に大きな支出だと言われているものです。

中には「生活費」も大きな支出じゃないかと考える人もいると思いますが、生活費は一か月単位で計算できるものでやりくりもしやすいです。

対して先ほどの3つはある一定の時期にまとまった大きなお金が必要になり、その他の支出とは違って資金を用意するのに時間もかかるものとなっています。

 

そして実は、その中でも特に重要で絶対に軽視してはいけないものが一つだけあります。

なんだかわかりますか?

 

という質問を投げかけておいて、先に「人生の3大支出」についてそれぞれ説明しますね!

 

 

人生の3大支出の中でも重要なのは老後の費用!

 

 

【住宅費用】

 

これは3大支出の中で一番計画を立てやすい支出です。

マイホームを持つタイミングも資金の金額も自分の懐事情にあわせて自由にすることができるからです。

 

マイホームを持つために多くの方は住宅ローンを利用すると思います。

住宅ローンは借入限度額ギリギリではなく、月々の返済額や返済期間に余裕を持って組むようにすることが大切です。

また借入額は夫婦どちらか一馬力になっても大丈夫な額に収めることも大切です。

ボーナスや残業代はカットされることも想定して収入に入れずに計算するのが無難でしょう!

 

返済期間は極力定年までに返済できるよう繰上げ返済を利用したり頭金を一定額用意したりすることをおすすめします。

繰り上げ返済も頭金も将来のリスクに対する備えになります。

未来の自分が今と同じかそれ以上の生活ができているという保証はありません。

「今は金利が低いから極力たくさん借りたほうが得だ」

などという損得勘定ではなく、きちんとリスクに備えるという意味で頭金を一定額用意したり繰り上げ返済を積極的に行うようにしましょう!

 

 

 

 

【教育費用】

 

子供の教育費も人生における大きな支出の一つです。

教育費は子供の年齢に合わせて段階的に大きな金額が必要になる時期が来ます。

世の中はデフレと言われていますが、教育費に限っては超インフレです!

学費は年々増加しているので20年前に加入した学資保険だけでは

「学費が賄えない!」なんていう事態も起こり得ます。

 

また、昨今の教育事情では学校以外の塾や習い事にも案外バカにならない金額が必要になるものです。

自分が子供だった時代と今ではまったく事情が違うという認識でしっかり教育費を用意する必要があります。

 

 

 

 

【老後の費用】

 

よく老後はまだ先のことだから今から考えても仕方がないとか、そんな先のことのために今からお金を貯めることないよね、などと考える人がいますがそれは大きな間違いです。

老後の資金作りはできるだけ早いうちから始める必要があると思っています。

なんなら20代のうちから老後のための資産形成を始めても全然早すぎることはないのです。

 

老後の費用はどれだけ必要なものか誰にもわかりません。

自分がいつ死ぬかは本人ですらわからないので

「いくら貯めれば安心」というゴールラインが見えないのが最大の難点です。

 

だからこそ、少しでも早いうちから老後のための資産形成をスタートして豊かな老後を送れるようにきちんと準備をすすめておきましょう!

 

 

 

【3大支出の中で一番軽視できないのは老後の費用!】

 

これら3大支出には重要度順に順位付けをすることができます。

まず一番重要度が低いのは住宅費用です。

マイホームはそもそも買うか買わないかを自由に選択することができます。

また買うと決めた場合でも生活レベルに合わせてランクを上げたり下げたりすることも可能だからです。

 

次に重要なのは教育費用です。

教育費は子供の年齢に合わせてまとまった金額が必要になる時期が自動的にやってくるものですが、ほとんどの場合まだ収入のある現役時代に必要になるものです。

またどうしても資金が足りないなら、あまりお勧めしませんが奨学金などで借入れを利用することも可能ではあります。

 

そして一番重要なのが老後の費用です。

先ほどの2つはイザという時には借入れで賄うことが可能なものですが、老後の費用は誰かからお金を借りて賄うことはできません。

また老後の費用は自分が現役を引退して収入がなくなってから必要になるものなので潰しが利きません。

歳を取ってからもアルバイトなどで稼ぐといっても体力は衰えがきているし、働けたとしてもたかが知れた金額しか稼げないでしょう。

しかも自分がいつ死ぬかは本人ですらわからないのですから、どれだけ用意すれば良いのかもわからないのです。

 

人生の3大支出の中で老後の費用は特に注意が必要な費用だと思います!

 

 

 

 

【年金はできるだけ遅くもらうのがベスト!】

 

年金をもらう際に「損益分岐点」を考えることがよくありますね。

実際そういう質問が多いのか、年金事務所に問い合わせると損益分岐点を計算してくれるという話もあるらしいです。←未確認ですが(汗)

 

でも個人的な意見ですが、保険に「損」とか「得」とかいう概念を持ち込むこと自体ナンセンスじゃないかなと思うのです。

保険は将来のリスクに対する備えです。

じゃあ年金は何のリスクに対する保険かというと「長生きしちゃったリスク」です。

だから年金は健康なうちはもらわないで極力繰り下げて、いよいよ「頼らないと無理!」となったときに満を持して登場するものだと思っています。

 

「繰り下げ受給を利用すると税金を余計に多く取られるから損だ!」

とか言う人もいますね。

たしかにもらう金額が増えればそれだけ多く税金を払うことになりますが、それでも繰り下げ受給すれば毎月もらえる絶対額は確実に増えます

 

ざっくりとしたイメージで例をあげますが

60歳から税金5000円引かれて毎月6万円もらうのと、75歳から税金2万円引かれて毎月10万円もらうのと比べたらどうでしょう?

80歳すぎて足腰が立たなくなってもまだ死なずに生きていた場合、6万円しか年金がもらえないよりも10万円もらうほうが毎月の生活は断然楽だと思いませんか?

 

そしてもし不幸なことに75歳を迎える前に亡くなったとしてもお金に困って困窮することなく亡くなるのですからなんら問題ないわけです。

極端に考えて50歳くらいで病気で死ぬことになったとしても202

「年金保険料の払い損だったなぁ」

なんてことを考えながら死ぬ人なんていませんよね(笑)

 

それに対して繰上げ受給で少ない金額の年金を早くからもらってしまうと万が一長生きしてしまった場合、毎日お金のことを心配しながら細々と生き永らえないといけないかもしれないというリスクが発生してしまうのです。

 

 

 

今日は人生の3大支出、特に老後の費用にフォーカスして記事にしてみました。

 

老後の費用はできるだけ若いうちから用意するに越したことはありません。

そして年金は最後のセーフティネットとして極力繰り下げて毎月もらえる年金額を少しでも多くするのが、豊かな老後のために必要なことじゃないかなというのが私の見解です。

 

考え方はひとそれぞれかと思いますが、後悔のないよう納得のいく判断をして老後の生活をより良いものにしたいですね!

ではでは~!!